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名古屋に居ながら、扉を開けると馬籠や妻籠にワープした気分になれる店。それが金山の市民会館西側にある、木曽の郷土料理と地酒の「木曽屋」です。先代社長が妻籠出身で、徹底的に木曽にこだわったのです。
たとえばインテリア。わざわざ木曽の大工さんを招き、店内を妻籠宿の雰囲気に。カウンターは木曽の銘木ヒノキが使われています。壁には長野県歌「信濃の国」の額がかかり、時にはこれを見ながらふるさとをしのび、歌う人も…。
そして食材。人気のヤマメは標高1200メートルの渓流で育ったものを木曽から直送。清流のため臭みがなく、川魚が苦手な人にも好評です。ソバはもちろん開田高原。メイン料理が志賀高原で育ったりんご牛。陶板の上で野菜やキノコと一緒に蒸し焼きにして、りんご酢しょうゆで食べる陶板焼き(1800円)は、同店の人気メニューにもなっています。
このほか懐かしいお袋の味をほうふつさせる煮物が7〜8種類。一方、お酒のほうは、薮原の蔵元から取り寄せた地酒とにごり酒(冬のみ)や信州ワインなど。
この6月から2代目社長になった石川さんも、「この味、この雰囲気は店の伝統。守ります」と張りきっています。
(推薦者/中川営業基地・寺野兼光) |

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