この記事は2003年6月のものです。現在の内容と異なる場合がありますのでご了承ください。
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東西タクシー事情
ガリバートラベル ツアーオペレーター
スイスとフランスの国境にそびえるアルプス山脈。そのアルプス最大の湖、レマン湖周辺がジュネーブです。
ローヌ川が流れ、見上げれば白銀のモンブラン。その景観が世界中の観光客を引き寄せますが、もう一つ、ジュネーブは国際赤十字やILO、世界保健機関、国連の欧州本部もある国際都市。それだけにタクシーの需要は多いですね。
商用で訪れるビジネスマン、国際機関やマスコミ、旅行客、それに地元の人たちも買い物の足として気軽に利用しています。
ここでは450台を抱えるタクシー会社が最大手。20人の電話オペレーターが活躍して、素早く配車してくれます。その電話番号が有名で、真ん中の番号「141」がタクシーにも標示してあるから一目でわかる。
ほかにもスキー場などの長距離専門タクシーあり、個人タクシーありと多彩なのも特徴ですね。日本のような流しはほとんど見かけませんが、空港や駅など主だった場所に乗り場が設置されていますから、心配ご無用。
車種もいろいろですが、やはり国際機関が多い土地柄、ベンツのような格式のある車両が中心。最近では荷物も人数もこなせるワンボックスも増えてきました。
一方、車両以上に多種多様なのがドライバーの国籍。それぞれ100をはるかに超える国際機関、多国籍企業、領事館がありますからね。英語はもちろん、イタリア語、ポルトガル語、それにアラブ諸国やロシアの旅行滞在者向けにはアラビア語、ロシア語を話せるドライバーをというように、自分の好きな?言葉を指定してタクシーを頼めるんです。個人タクシーでは日本人もハンドルを握っています。
それに電話で頼めば、言葉だけじゃなく、たとえば動物とか小さなお子さん同伴とか、利用者のニーズに合わせて最適なドライバー、車種を配車してくれる心遣いをみせてくれます。
だからドライバーはサービス精神も旺盛。葉巻をきらしたというと、二つ返事で買いにいってくれるし、駅前で大荷物を抱えていると、目の前のホテルでも文句もいわずに乗せてくれるほど(もちろん全員とは限りませんけれど)。
もし、初めてのご旅行で、知られていない観光スポットやおいしいレストランなどが知りたければ、ぜひタクシー利用をおすすめします。
ジュネーブもご多分にもれず交通渋滞は悩みの種。そこで路面電車の延長工事が進んでいますが、やはり裏道を知り尽くしたタクシーは安心で便利。生活には欠かせませんね。
【ジュネーブのタクシー料金】
基本料金は6.3フラン。超過は1キロにつき平日2.9フラン、日曜・祭日3.9フラン。20時以降7時までは深夜・早朝料金で 3.9フラン。また乗車時間1時間を55フラン(基本)として、利用に応じて加算される。大きなかばんも別料金で1つ1.5フラン。チップは不要。市内から空港までは4キロ。20〜25フラン。1フランはおよそ89円。
ジュネーブのタクシー
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