この記事は2003年9月のものです。現在の内容と異なる場合がありますのでご了承ください。

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 日本人にもっとも人気のある海外といえばハワイ。そのハワイを隅々まで知り尽くしたハワイ観光の達人が、営業係歴1年半の渡辺悟さん(45歳)です。

 というのも渡辺さん、学生時代に語学留学し、すっかりハワイのとりこに…。いったんは帰国しますが、1991年にアメリカの永住権を取得。再びハワイに渡って、友人が経営する会社に就職します。

 この時の仕事が“リムジンサービス”を行う旅行業。日本人観光客の中でも、ワンランク上の旅行を希望する人を対象に、リムジンを使って送迎したり観光案内をするほか、ハワイでの挙式の手伝いなどをする仕事です。

 ですからハワイの名所旧跡はもちろん、見る、遊ぶ、食べる、買うなど、さまざまなジャンルの人気スポットや最新情報も熟知。生き字引のような情報をもっています。

 そんな渡辺さんのイチ押しスポットが、アラモアナ・ショッピングセンターの南、ママラ湾に突き出したマジック・アイランドから見る風景です。青い空と海、そしてワイキキビーチからダイヤモンドヘッドまでを見晴らすスケールの大きさ。これぞハワイ!という醍醐味だそうです。

 ワイキキの北にあるタンタラスの丘もホノルルを一望するビューポイント。とくに夜景の美しさは格別といいます。そして「静かな海でのんびりするなら、東オアフのカイルア・ビーチ。地元の人に人気があります」

 ただ「穴場は?」との質問には、「オアフ島の情報は出尽くしているから…。でもほかの島へ行けば、また違う楽しみがありますよ」。たとえばハワイ島でのドライブは大陸的で、渡辺さんは大のお気に入りだそうです。

 また最近はレンタカーを使う人が増えていますが、「アメリカは赤信号でも右折できるなど、日本と交通ルールが違いますから、気をつけて」ともアドバイスしてくれました。

 名タクに就職したのは昨年3月。提携していた日本の旅行社が倒産し、そのあおりでハワイの会社も不振に陥ったため、とりあえず帰国しました。

 「私はもともと人と話をするのが好きなので、人とのつながりが実感できるこの仕事は、毎日が楽しいですね」という渡辺さん。近い将来、再びハワイへ、という夢を温めながら、仕事に励んでいます。



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