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▲海にちなんだキャラクターたちが出迎えてくれる
(ラグナシア)

▲約6万キロの航海の立役者エリカ号
(竹島水族館) |
東名高速・音羽蒲郡インターからオレンジロードを一直線。わずか15分で、春の陽射しがまぶしい三河湾の海に到着します。
目の前に浮かぶ緑の小島が蒲郡のシンボル・竹島。その目と鼻の先にあるのが竹島水族館。入り口前に大きなヨットが飾られてあるからすぐわかる。実はこのヨット、エリカ号といって、世界中に知られているんですね。昭和56年、当時4歳7カ月の絵梨佳ちゃんと両親がこのヨットで約6万キロの世界一周大航海に出発、4年9カ月後、無事に蒲郡港に帰還しました。この壮挙の記念というわけですが、なにしろ本物、空に伸びる2本マストに夢をかきたてられます。
さて館内。熱帯魚やら深海魚やら、三河湾の魚やら、約450種もの魚たちの水槽が並びます。アニメ映画で人気のクマノミや、3メートルものタカアシガニも人気ですが、もう一つの目玉が、あのエリカ号のキャビン展示。
機能的にまとめられたキッチン、トイレ、ベッド、居間。デッキへ続く、つま先しか乗らない垂直の階段。ギシギシと鳴る床を歩くたび、再び大冒険への夢をかきたてられる寸法です。
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竹島水族館から今度はラグーナ蒲郡へ。国道23号線を東に、帆走するヨットを眺めながらのシーサイドドライブを15分ほど。大きく湾曲した海岸に一際目立つ大観覧車が目印です。
ここは平成14年にオープンした巨大マリンリゾート施設。1000隻ものボートやヨットが収容できるマリーナを中核に、テーマパークや商業施設が集まっています。
家族やグループで楽しむなら「ラグナシア」と呼ぶテーマパークでしょうね。とにかく凝っている。交易で栄えた中世の港町が再現されていて、石造りの大宮殿に神殿、波が打ち寄せる人工の海、カヌーが行き交う運河、それにジェットコースターやメリーゴーランドなどの遊園地と盛りだくさん。
しかもアトラクションがまた多彩。スリル満点の洞窟探検、迫力の冒険映像と一緒に座席が揺れる体感劇場など、これでもかと面白さが押し寄せます。
このラグナシアから連絡通路を渡ると、鮮魚の市場やブランド品のショッピングモール。そして観覧車乗り場もこちら側。高さ65メートルのゴンドラからは三河湾が一望。夜景も素晴らしいので、時間があったらぜひ。
昼食はラグナシアの宮殿にある「バシレイオン」でいただきました。ビュッフェ方式のメニューから選んだのはハンバーグ、エビフライに野菜の付け合せ、ご飯。
オープンガラスの窓から眺める港町の風景も調味料のひとつ。外国旅行の気分で楽しめること請け合いです。 昨年春には天然温泉のラグーナの湯や海洋療法(タラソテラピー)の施設もオープン。食後の利用にはうってつけですね。
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▲ジャンボエビフライとハンバーグは人気メニューのひとつ
(ビュッフェ バシレイオン)
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帰路は東名高速・岡崎インターを下りて、岡崎城近くの「カクキュー八丁味噌の郷」に立ち寄りました。
江戸初期に創業された岡崎伝統の赤味噌(八丁味噌)のメーカーです。白と黒のコントラストが鮮やかな本社屋は国の登録文化財。ここでは製造工程や資料館の見学コースがあり、仕込みの技、歴史的な資料を公開しています。
この資料館は明治40年建築の味噌蔵を利用したもので、建物も登録文化財。女性ガイドの案内で赤味噌の知識を増やしたあとは、最高品質の「本八丁」味噌汁も味わえました。独特の渋みとコクが絶品の味に仕上がっています。
売店には本場の赤味噌はもちろん、味噌入りのせんべい、カステラ、饅頭、それにキャラメルまでユニークな商品がずらり。ヘルシーなお土産をたっぷり仕入れて、まさに一味違うドライブが楽しめました。
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▲白と黒のコントラストがスマートな本社屋
(八丁味噌の郷)
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東名高速・音羽蒲郡インターからオレンジロードで竹島水族館へ。次いで国道23号線でラグーナ蒲郡、再び東名高速を利用し、岡崎インターから八丁味噌の郷へ。全行程160キロ。ジャンボタクシーは9人乗り、1時間当たり6840円と大変お得。小型貸切バスもありますのでお気軽にお問い合わせを。
電話052・331・4888(直通)

●竹島水族館
午前9時〜午後5時。毎週火曜日休館。入館料は大人500円、小人200円。6歳未満は保護者1名につき1名が無料。
電話0533・68・2059
●ラグーナ蒲郡
ラグナシアは午前10時〜午後7時(3月20日以降は午後8時)。定期点検のため休園もある。入場料は大人1300円、中高生1000円、小学生500円(入園のみ)。アトラクションフリーパスポートは大人3100円、中高生2800円、小学生2300円。ラグーナの湯は午前10時〜午後10時。原則無休。大人1000円、小学生500円。なおおさかな市場(午前8時半〜午後6時)、アウトレット(午前10時〜午後8時)ほかの施設は入場無料。
電話0533・58・2700(インフォメーションセンター)
●ビュッフェ「バシレイオン」
営業はラグナシアに準ずる。ハンバーグ、エビフライ、ライスのセットは1180円。ほかにカニの味噌汁、刺身、煮物、ご飯のバシレイオン御膳(1080円)も人気。問い合わせはインフォメーションセンター。
●カクキュー「八丁味噌の郷」
工場見学は午前9時〜午後4時。無料。売店は午前8時半〜午後6時。年末年始以外は無休。
電話0120・418030
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