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「すしはシャリが命です」。こう語るのは、この地に店を構えて25年の「富寿し」ご主人です。以前は500メートルほど離れた国道302号線沿いにありましたが、駐車場を確保するため9年前に移転。まだドアや柱に新しさを感じさせるきれいなお店です。
「ネタはお金を出せば、いいものが手に入りますが、すしに合う米は高級ならいいというものじゃないんですね」。銘柄を選び、硬すぎず、柔らかすぎず、べとつかず、ふっくらと炊き上げるのが職人の技。しかも年によって出来具合が違いますから、そのつど炊き方を変える必要もあります。「上手く炊けたシャリは、ネタがなくてもおいしいですよね」。
そんな「富寿し」のモットーは真心。「どんな時でも一貫一貫、心を込めて握ります」とご主人。その気持ちがお客様の心をつなぎとめるのでしょう。近隣の方はもちろん、結構、遠方から来るお客様が多いのも、同店の特徴になっています。
お勧めのメニューは「穴子寿し」(1400円)と、富寿しオリジナルの「うなぎ巻き」(1200円)。お昼なら茶碗蒸しと赤だしがついたボリューム満点の「寿し定食」(1000円)が一押しです。
(推薦者/南部第二営業基地・山田利弘) |

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