この記事は2005年6月のものです。現在の内容と異なる場合がありますのでご了承ください。

HOMEとっておきの店
 「すしはシャリが命です」。こう語るのは、この地に店を構えて25年の「富寿し」ご主人です。以前は500メートルほど離れた国道302号線沿いにありましたが、駐車場を確保するため9年前に移転。まだドアや柱に新しさを感じさせるきれいなお店です。
 「ネタはお金を出せば、いいものが手に入りますが、すしに合う米は高級ならいいというものじゃないんですね」。銘柄を選び、硬すぎず、柔らかすぎず、べとつかず、ふっくらと炊き上げるのが職人の技。しかも年によって出来具合が違いますから、そのつど炊き方を変える必要もあります。「上手く炊けたシャリは、ネタがなくてもおいしいですよね」。
 そんな「富寿し」のモットーは真心。「どんな時でも一貫一貫、心を込めて握ります」とご主人。その気持ちがお客様の心をつなぎとめるのでしょう。近隣の方はもちろん、結構、遠方から来るお客様が多いのも、同店の特徴になっています。
 お勧めのメニューは「穴子寿し」(1400円)と、富寿しオリジナルの「うなぎ巻き」(1200円)。お昼なら茶碗蒸しと赤だしがついたボリューム満点の「寿し定食」(1000円)が一押しです。
(推薦者/南部第二営業基地・山田利弘)


■住所名古屋市中川区西伏屋3―606
■TEL052―303―5253
■営業時間11:00〜14:00、16:30〜22:00
■定休日水曜定休


 地下鉄藤が丘駅前に店を構える「肉の豊中」は、昭和46年に開店した精肉の老舗。特に牛肉にはこだわりが強く、扱うのは黒毛和牛だけ。この徹底ぶりと誠実な商売で、お客様との信頼を育んできました。
 たとえば、見えるところの肉は上等でも、一枚めくると脂身がいっぱい、といったことが時にあったりしますが、同店は見えるところも見えないところも同じ。決してお客様を失望させるようなことはしません。「利益は少なくても、たくさんのお客様に来ていただくほうが大事ですから」。
 その証拠に、通常は暇になる時間帯でさえ、同店はお客様が途切れることはありません。肉と同様、惣菜も大人気で、揚げ立てのコロッケや串カツが10個20個という単位で売れていくのです。
 おいしさの秘密はやはり肉。肩ロースを使った串カツ(75円)はやわらかく、衣もパンのようにふわふわ。黒毛和牛を使った豊中名物のコロッケ(同70円)は、肉の甘みがしっかり感じられる一品です。そしてもうひとつ、注目を集めているのが、エビをホワイトソースとジャガイモでくるんだシャチコロッケ(180円)。もちろん万博を意識したもので、こちらの人気も上々です。ぜひお試しを。
(推薦者/北部営業基地・横井寿行)


■住所名古屋市名東区藤が丘143
■TEL052―771―0068
■営業時間10:00〜19:00
■定休日日曜定休

HOMEとっておきの店TOP