この記事は2005年12月のものです。現在の内容と異なる場合がありますのでご了承ください。

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 「人からも明るくて社交的といわれますし、自分でもサービス業に向いていると思っています」と、毎日の仕事を楽しそうに語る岡田満穂さん(58歳)。この秋、名タクに入社して4年目を迎えた営業係(乗務員)です。

 岡田さんは30代半ばからゴルフを始め、CGRA(中部練習場連盟)が認定したハンディは7。知人に頼まれて、もう何年も前から、ゴルフ練習場の従業員たちにボランティアでゴルフの指導もしています。

 ゴルフを始めた頃は、まだお金持ちのスポーツというイメージが強く、岡田さん自身も「止まっているボールを打つなんて…」と、まったく興味がなかったそうです。ところが尊敬する先輩が病気になってゴルフができなくなり、用具一式を岡田さんにプレゼント。それがきっかけで、いきなりゴルフコースに衝撃的デビューをしてしまいました。

 というのも初めて練習場でボールを打ってみたら、スコーン、スコーンと快音の連続。たまたまその翌日にゴルフ場に行くという後輩たちの話を聞き、無理やり一緒に行ってしまったのです。ですから練習したのは1日だけ。打ったボールは100球未満という具合。

 それなのに初めてのラウンドでなんとスコア140。以来、すっかりゴルフの虜になり、毎日練習場で5〜6時間の猛特訓を続け、あっという間にシングルプレーヤーになってしまったのです。

 「ゴルフの一番の魅力は、初対面の人でも1回一緒にプレーすれば、10年来の友人感覚で付き合えること。それだけ人間性や性格が出るスポーツなんですね」と岡田さん。そして「マナーを通して自分を磨くこともできます」とも語ります。

 その岡田さんにゴルフの上達法を聞くと、「グリップやフォームなど、ポイントはいろいろありますが、それ以前に、どのレベルの人にも共通していえるのは、この人に教えてもらおうと決めたら、固定観念を捨てて、その人の教えに従うこと。素直な人ほど上達が早いですよ」

 ゴルフは何度プレーしても、毎回、天気や気温や風が違い、2回と同じ状況はありません。「タクシー業務もそれと同じで、毎回お客さまが違いますから、一期一会を大切にしたいと、いつも自分に言い聞かせています」と、最後に、ゴルフを例えに出しながら、仕事への意気込みも語ってくれました。



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