この記事は2006年9月のものです。現在の内容と異なる場合がありますのでご了承ください。

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 当初予想の1500万人を大きく上回り、入場者数はなんと2205万人。昨年の3月から9月まで開催され、それこそ世界中の人たちでにぎわった愛知万博。そのメイン会場だった長久手会場が「愛・地球博記念公園」として、7月15日にオープンしました。愛称はモリコロパークです。どうです、モリコロなんて聞くと、あの縫いぐるみの人気者と一緒に去年の熱気も甦って、思わず足を運びたくなるのでは?

リニモを眺めながら記念公園へ
 東区の自宅まで名タクがお出迎え。残暑の中、バス停まで歩くことを考えると、これは便利で楽。タクシーのうれしいところですね。車は広小路通りをまっすぐ東へ走り、藤が丘辺りを過ぎると、右手に緑の丘陵地をゆるやかなカーブを描いて続くリニモの高架が。

 万博では多くの来場者を運び、人気を集めたリニモ。今では周りの風景にもすっかり溶け込んだ感じがします。

 記念公園としてこの夏に開園したのは総面積194ヘクタールのうち26ヘクタール。ほんの一部ですが、高さ88メートルの大観覧車をはじめいくつかの施設があり十分楽しめそうですね。 

 なかでも人気の中心といえば、ご存じ「サツキとメイの家」でしょう。アニメ「となりのトトロ」の主人公が暮らす昭和30年代の家。1年たった今でも人気は相変わらず。事前に予約しないと見物ができません。

メルヘン漂う人気の「サツキとメイの家」
 もちろん外観を外から眺めるのは自由。というわけで専用バスに乗って見物に行ってきました(徒歩は禁止ですから)。

 バスは環境配慮のハイブリッドシステム。さすが万博の理念はここにも生きているというわけですね。バス道路は園内の森の中。周囲は静寂そのもの、小鳥の鳴き声しか聞こえません。枝を広げる松の木がシラカバだったら、信州の高原と間違えそうな風景です。

 その高原気分もわずか10分ほど。バスを降りて、日本庭園を巡ると、お目当ての「家」が現れました。木戸をくぐる内部見学の人を横目に、こちらはすぐ向こうの展望台へ。実はこの眺めが素晴らしい。眼下の樹林越しにスイレンの葉がびっしりと覆った池があって、その向こうにこぢんまりとした家が見える。

 内部を見物するより、こちらから森ぐるみ眺めたほうが、メルヘンに近いような気がしました。おすすめですね、この展望台は。

スケールが大きい!子どもたちの遊び道具
 再びバスで公園玄関に戻ると、今度は徒歩で点在する施設に向かいます。

 観覧車の手前にあるのが愛知県児童総合センター。ここには子どもの遊び道具が満載。巨大な塔や吊り橋、色変わりの鏡など、どれも興味津々、家族そろって盛り上がること請け合いです。

 お隣りの愛知国際児童年記念館は、童話の人形たちが踊るメルヘンプロムナードやビデオルームのほかイベントも多彩。今は万博で評判だったロボットたちが集結、子どもたちの人気を呼んでいました。

 もちろん野外の遊び場も充実しています。「こどものひろば」には木作りの大掛かりな自然体感遊具はじめ水や風を利用した遊具がふんだんに設置されています。

 万博の跡地だけに施設のスケールが大きい。今後の充実ぶりが大いに楽しみですね。

DATA−愛・地球博記念公園
開園…10月まで午前8時〜午後7時(11月〜3月は午後6時半まで)。入園は無料。ただし各施設により有料も。
サツキとメイの家こちらをご参照ください。
愛知県児童総合センター…午前9時〜午後5時。高校生以上300円。
大観覧車…午前9時〜午後5時。1人600円。
北駐車場…普通車500円(午前8時〜午後7時)


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