この記事は2007年6月のものです。現在の内容と異なる場合がありますのでご了承ください。

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 本社前にズラリと並ぶオースチン。購入したばかりの新車両で、もちろんガソリン車です。

 戦争でガソリン使用が禁止されていたため、このころまでは木炭などの代用燃料で走る「代燃車」や、電気自動車がもっぱら活躍していました。

 しかし昭和25年にガソリン車の生産が再開され、名タクでは26年に初めて国産ガソリン車を購入。この後、現地組み立て方式(ノックダウン)のルノーやオースチンがどんどん登場してきました。

 27年当時のタクシー保有台数は150台。運賃は中型車で初乗りが2km100円ほど。

 29年には、1.8km80円と、値下げが行われています。これは特需景気に沸くなかでタクシー業者が乱立し、競争が激化したためといわれています。



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