この記事は2007年6月のものです。現在の内容と異なる場合がありますのでご了承ください。

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 昨年7月にオープンした愛・地球博記念公園(愛称モリコロパーク)。この3月には第2期の整備が済み、新しい施設群がそろって誕生しました。なかには、あの万博の記憶を思い切り甦らせてくれる展示施設も誕生。貴重な品々を前にファンなら思わず立ち尽くしてしまうかも。

記念館にはなつかしい万博グッズがぎっしり
 第2期のオープンは2年前の万博開幕と同じ3月25日。誕生したのは愛・地球博記念館、温水プールとアイススケート場、それに茶室とフィールドセンターの5施設。

 そのなかで愛知万博の思い出がぎっしり詰まった施設といえば、もちろん「愛・地球博記念館」。公園のパンフにも「あの感動に、もう一度出会える場所」と大きく書かれています。

 総合案内所のすぐ近く、木造の和風モダンな建物がその「感動の場所」。

 「ここは万博当時は迎賓館。一般人は立ち入り禁止でした」と公園管理事務所の水谷伸吾さん。

 そんな恐れ多い館内に大手を振って入場できるのですから来た甲斐があったというもの。玄関からすぐの受付わきには、皇太子殿下が開幕式で回されたガラスの「地球オルゴール」が輝いています。

 さてその奥からが宝の山。展示室にはジンバブエの笛やバングラデシュの太鼓、それにギニアの木彫品など各国からの寄贈品が。さらには万博会場でお馴染みだったスタッフのユニホーム、それに今では入手困難なモリコロ人形はじめ稀少な万博グッズまで。ファンにはこたえられないでしょうね。

施設だけじゃなく、森の散策もおすすめ!
 次はスケート場と温水プールへ。モリコロが描かれたスケートリンクは、フィギュアのほかホッケー、カーリングなど氷上競技にも利用される本格派です。

 「温度が冷蔵庫なみですからね、利用の際は手袋、上着をお忘れなく」と水谷さん。

 隣接の温水プールも楽しめそうです。25メートルプールあり、流水あり、造波あり、ちびっこ用あり。なかでも最長104メートルもある3基のスライダーは人気の的。夏休みには子どもたちの歓声が渦を巻いて聞こえてきそうです。

 プールの建物の向こうは緑の森。木々の間には整備された遊歩道が伸びています。このコースも第2期にできたもので、案内図に従って歩くと、やがて日本庭園の茶室「香流亭」に。

 ここは茶会用に貸し出す施設ですが、併設の「立礼(りゅうれい)席」では庭園を眺めながらゆっくりとお茶を楽しむことができますから、ぜひご利用のほど。

 日本庭園から「サツキとメイの家」を過ぎて展望台へ。ここからも森の中を遊歩道が延びています。

 夏の陽射しがこぼれる森陰をのんびり10分。マイナスイオンをたっぷり浴びて森林浴を楽しんでいるうちフィールドセンター(もりの学舎)に到着。

 シロツメクサの野原の向こう、木造校舎風のセンターは自然体験の場。森の中を観察員と一緒に散策して、小鳥や虫たち、花や木の観察ができるし、館内ではドングリ人形や紙細工の工作体験もできる。見て歩いて、遊んで体験してと、モリコロパークは親子で楽しむには、うってつけといえるでしょう。

 森歩きで疲れてしまったお父さんには、センターから公園玄関まで無料バスがありますから、お帰りもご心配なく。



DATA−愛・地球博記念公園
開 園…午前8時〜午後7時
施設休刊日は毎週月曜日(祝日の場合は翌日)
●愛・地球博記念館 入館無料/午前9時〜午後5時
●温水プール 利用期間3月21日〜9月30日 大人1000円、中学生以下400円
●アイススケート場 大人1400円、中学生以下800円 貸し靴300円
●茶室「香流亭」 入館無料/午前9時〜午後5時
●フィールドセンター(もりの学舎) 入館無料/午前9時〜午後5時
●タクシー 地下鉄藤ヶ丘駅から約15分


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