この記事は2007年9月のものです。現在の内容と異なる場合がありますのでご了承ください。

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 「長久手温泉ござらっせ」は名古屋から一番近い温泉リゾート施設。周囲は緑をたたえた田園地帯、ゆったりのんびりお湯につかるには絶好のロケーションです。手ぬぐいをお持ちでなくても心配ご無用。至れり尽くせりの施設ですから、お気軽にぜひ。

洞窟風呂や空中風呂など趣向がいっぱい
 名古屋市の東隣り、長久手町に湧いて出たのが2002年。お湯もいいけれど、場所がまたいい。万博会場だったあのモリコロパークのちょい北あたり。緑がたっぷりの丘陵地と、抜けるような青い空が広がっています。

 こんな気持ちのいい場所で、温泉や食事が楽しめる。尾張弁で「ござらっせ(いらっしゃい)」と名づけたのもうなずけますね。

 売り物のお風呂も趣向がいっぱい。2階建て施設は1、2階ともに浴場があって、1週間おきに男女が入れ替わります。

 「1階が和を基調とし、2階は洋風。対照的なデザインが楽しめます」と長久手温泉の田中和彦営業統括課長。和のほうは川が流れる庭園の露天風呂はじめ源泉かけ流しの穴風呂など12種類の浴槽が。おもしろいのは露天風呂わきの洞窟風呂で、照明を暗くした石室はまるで古墳のおもむき。幻想的な湯船につかり、時を忘れて瞑想にふけるという寸法ですね。

 2階はガラリと変わって真っ白なタイル貼り。吹き抜けの天井からは明るい光が差し込んで開放感が満ちています。大浴場の真ん中のらせん階段を上ると、そこにも浴槽があって、まるで空中風呂。見下ろすと、ほかの湯船や洗い場の白い壁がみんな曲線で統一され、何か抽象絵画のように楽しめました。

新鮮野菜の「あぐりん村」も大好評!
 もちろん風呂上りの楽しみもたっぷり。

 「敷地が広大なので休憩スペースがゆったりしています。しかも全施設がバリアフリー。お年寄りも子どもも安心して利用できます」と田中さん。

 広い畳部屋にリクライニングシート、ボディケアも充実。食事処やレストランでご馳走を食べたら、腹ごなしにまたひと風呂。「ござらっせ」は入浴回数無制限なんですね。8月には美容室もオープン、ますます楽しみが広がりました。

 楽しみといえばこの春に敷地内に併設された「あぐりん村」も大人気。

 ここでは地元農家の人たちの農産物直売所が中心。キュウリ、ナス、ブドウなど採れたての新鮮野菜・果実がずらりと並んでいます。

 焼きたてを売るパン工房もあって、とくにきめ細かくて甘い米粉パンは大好評。ほかにも地元のお母さんたちが運営する「ふるさと薬膳レストラン」も利用したい施設ですね。なによりいいのは、お店の人たちと会話が楽しめるから、施設があったかくて活気があること。「ござらっせ」に来たら「あぐりん村」にもぜひ「ござらっせ」というわけです。



DATA
長久手温泉 ござらっせ
営業時間…午前10時〜午後11時
毎月第1月曜日定休(祝日の場合は翌平日)
入浴料…大人(12歳以上)700円、子ども400円
レンタルタオルは210円
ヨガ、絵手紙、フラワーアレンジなどカルチャースクールも充実。
10月は1日体験会も実施。
レストラン「チェスティーノ」では定期的にバイキングやジャズ演奏も楽しめる。
問い合わせはTel 0561・64・3511

あぐりん村
営業時間…午前9時〜午後6時
(レストランは午前9時半から)
定休日は「ござらっせ」と同じ
9月22日(土)午後6時〜10時は「ながくて灯路まつり」を芝生広場で開催。
問い合わせはTel 0561・64・2831


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