この記事は2008年3月のものです。現在の内容と異なる場合がありますのでご了承ください。

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 愛知県は弥富市にある「ペットふれあい王国」は動物好きなら思わず小躍りしたくなる施設。ワンちゃんや子猫ちゃんはもちろん、え、こんなのも?と目を丸くするような動物までが勢ぞろい。帰るころには犬よりも子豚を飼いたくなったりするかもしれません。かわいいですよ、いや本当に。


動物たちと直にふれあうテーマパーク


 弥富市といえば金魚の名産地として知られています。ペット向きの土地柄なんでしょうか。たしかに名古屋近郊なのに広々とした田園と青い空が広がっている。これなら動物たちも背を伸ばしてくつろげそうですね。

 そんな環境を謳歌しているのがペットふれあい王国の住人?たち。ざっと50種320頭。近所でよく見かける犬や猫から、あまり見かけない犬や猫、それに見かけたことのないミニブタ、ミニチュアホースまで!

 「動物たちを柵越しに見るだけじゃなく、直にふれ合ってもらう。そのためにいろんな工夫を凝らしています」と王国園長の林猛史さん。

 その工夫のひとつが「エサやり体験」。

 「馬やブタ、それにダチョウ、エミューなど巨大な鳥にも自分の手でエサを食べさせることができるんです」 珍しい体験とあってちびっ子も大人たちも大喜びとか。

 もちろんエサがなくても「ふれあい」はOK。クジャクやウコッケイやカモたちが放し飼いの「青い鳥の森」も楽しいし、ミニチュアホースやミニブタが足もとにすり寄ってくる牧場ではポニーの乗馬体験もできます。



ペットたちの多彩なショーも見どころ


 さて王国の主役はといえばもちろんワンちゃん。園内の真ん中にある「ふれあい広場」にはパピヨンやミニダックスフンドなど人気の小犬たちが待ち構えていて、広場に入ったとたん、尻尾を振ってじゃれついてきます。これでは犬好きじゃなくても、つい抱き上げたくなりますね。

 「王国は愛犬と同伴で入場できます。愛犬を放して一緒に遊べるドッグランが整備されているのも特徴です」と林さん。

 リードをはずされて思いきり駆けまわれるから犬も大喜び。愛犬がいなくても飼い主の気分を味わいたい向きには、レンタルコーナーがありますからご安心を。ポメラニアンやコリーを連れて散歩を楽しむことができます。

 また週末ともなればイベントが目白押し。中でも大人気はワンちゃんが活躍する「ねずみ小僧犬吉」。頬かむりのイングリッシュスプリンガースパニエルが悪人どもと大立ち回りを演じます。ほかにもシロフクロウのフライトショー、イグアナやハムスターとのふれあいタイムも大好評。

 「お気に入りの動物目当てに何度も来園される方も多いですね」。園内を巡ると、柵の向こうから犬やウサギが駆け寄ってくる。あるいは春の日差しを浴びて目を細めているヒツジがいる。
1日いると本当にペットがほしくなるほどで、実際併設のペットショップでワンちゃんを購入、家族を増やして帰る人もいるとか。考えてみると、犬と人間の関係は旧石器時代からとたいへんに古い。

この王国で存分にふれあったなら飼いたくなるのも当たり前かもしれませんね。


DATA
IPCペットふれあい王国
所在地…愛知県弥富市大字五明465-1
営業時間…午前10時〜午後5時 年中無休
入場料…大人(中学生以上)1200円、小人(4歳以上)600円
エサやり体験は100円〜200円
犬のレンタルは500円〜1000円(20分)
乗馬体験500円
春休みは特別イベントとしてフライングディスクのショーや警察犬公開訓練(3月29、30日)や愛犬の芸コンクール(同30日)を開催する。
問い合わせはTel0567・66・0457
※名古屋駅から名鉄タクシーで約30分
料金は約8000円(高速料金別)


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