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小型貸切バス＆ジャンボタクシーで行く
ジャンボ１日ドライブ！ |
銀鱗の跳ねる清流、
仏法僧の鳴く森林。
秋風が吹き抜ける鳳来峡の
自然、歴史、名湯にひたる。
| 奥三河の鳳来町は、仏法僧の鳴く鳳来寺山で全国に知られています。その麓を流れる宇連川沿いには「長篠の合戦」跡など見どころもたっぷり。戦国の歴史の１ページに触れ、鳳来寺を参詣したあとは湯谷温泉の露天風呂と川魚料理を堪能。気の合った仲間たちとジャンボタクシーでぜひ。 |
| 「長篠の合戦」の史実に感銘
東名高速豊川インターから国道151号線を北上。新城市を過ぎてほどなく右手に、長篠城址の看板が。天正３年（１５７５）に武田勝頼と織田信長・徳川家康の連合軍がぶつかった長篠の合戦の拠点ですね。 土塁や堀の一部が当時そのままの城址には石碑が一つ。松林を抜ける風にも寂寥感がつのり、合戦の凄みがリアリティーをもって胸に迫ります。 そのリアリティーをかたちにしてくれるのが、敷地内にある長篠城址史跡保存館。戦史の研究を目的に建てられただけに、館内には遺品や武器、文献を200点以上も展示。見ているだけで当時の戦いの経緯が実感できる寸法です。とりわけ感銘を受けるのが鳥居強右衛門（すねえもん）のエピソード。 徳川方の長篠城を囲んだ武田勢は１万５０００。城の軍勢はわずか500人。勝ち目はありません。そこで家康に救援を求める使者にたったのが鳥居強右衛門。敵陣を突破し、援軍を頼んで引き返したところを敵に捕らえられて磔に。その働きで、織田・徳川連合軍が武田勢に大勝利したわけです。城址の周辺には忠臣強右衛門の碑、勝頼の本陣跡（医王寺）など史跡が散在。その史跡めぐりコースも人気だとか。 |
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| 鳳来寺山の絶景を満喫
長篠から県道32号線を走り鳳来寺山へ。まずは鳳来寺参道の入り口近くにある鳳来寺山自然科学博物館に立ち寄りました。 ここでは鳳来寺山に生息する動物の生態が紹介されています。ニホンカモシカ、イノシシ、それに96種類ものシダ類など。その多様さにも驚きますが、うれしいのは名高い仏法僧の鳴き声をテープで楽しめること。 この仏法僧は実はフクロウ科のコノハズクで、手のひらに乗りそうな小柄な鳥。弘法大師が名付け親だそうで、何やら鳳来寺山のありがたみが増すような気がしますね。 「仏法僧仏法僧と鳴く鳥の声をまねつつ飲める酒かも」 大正時代にここを訪れた若山牧水の短歌で、参道には記念の銅像が建てられていました。旅館や名産の硯店、料理屋が並ぶ参道の突き当たりが鳳来寺への登り口。１４２５段の石段が杉並木の向こうへと伸びています。 自前の足ではなく車なら鳳来寺山パークウェイで山頂をめざすのが一般的でしょう。標高６９５ｍの山頂までほんの10分。駐車場から東照宮まで徒歩10分。周囲は奥三河の山並みが一望で、これからの紅葉はさぞ、という絶景です。 ３代将軍家光が建設を命じた鳳来山東照宮は樹齢350年の大杉に囲まれ、歴史の重みを感じさせます。ただし現在は修復工事中。完成は１年先とのこと。この東照宮のすぐ先が鳳来寺本堂。７０３年の建立で源頼朝も信仰したという由緒のあるもの。珍しいのは丸い鏡を貼った絵馬がずらりと奉納されていること。ここは薬師信仰の霊山。昔は銅鏡を奉納していたのにちなんでの風習とか。 |
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| 露天風呂につかり、川魚料理に舌鼓
下山は鳳来寺山パークウェイの途中から左に折れて湯谷温泉へ。温泉と食事を一度に楽しもうと選んだのが「食事処 ゆかわ」。この温泉地でもっとも古くから日帰り入浴を始めたお店。 露天風呂のすぐ際は宇連川の清流。川床が硬い岩板のため別名が板敷川。浅瀬なので白いしぶきがあちこちに弾け、山の緑とあざやかなコントラストを見せてくれます。 お待ちかねの料理も川にせり出したテラス風の一等席で、名物のあゆのセット料理をいただきました。から揚げ、塩焼き、田楽、刺身とあゆ尽くし。焼きたてを豪快にかじり、湯上りの咽喉にビールを流し込む。これも運転無用のジャンボタクシーならではの醍醐味。紅葉真っ盛りのシーズンにぜひもう一度という気になるひとときでした。 |
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●今回のコース 東名高速豊川インターから国道１５１号線で長篠城址へ。鳳来寺参道を散策し、鳳来寺山パークウェイで山頂へ。湯谷温泉に立ち寄り、再び豊川インターへ。全行程２００キロ。ジャンボタクシーは９人乗れて１時間当たり６８４０円ですから、大変お得です。小型貸切バスもありますのでお気軽にお問い合わせを。 ●長篠城址史跡保存館 ●鳳来寺山自然科学博物館 ●鳳来寺山パークウェイ ●食事処 ゆかわ |