この記事は2005年3月のものです。現在の内容と異なる場合がありますのでご了承ください。

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 子供の頃、誰でも一度や二度は紙飛行機を作って飛ばした経験があるはず。うまく飛べば嬉しくて、すぐに墜落すれば悔しくて、その出来映えに一喜一憂したのではないでしょうか。そんな少年の心を今も持ち続け、紙飛行機に夢中になっているのが、営業係(乗務員)歴26年という大ベテランの永井英雄さん(66歳)です。

 正社員として名タクに20年勤務し、定年後も嘱託として隔日勤務。その一方で「紙飛行機を飛ばす会 愛知」にも所属し、仲間と一緒に自作の紙飛行機を飛ばし、飛距離を競い合っています。

 昨年は全日本紙飛行機選手権大会の予選を勝ち抜き、全国大会にも出場。やる気がどんどん膨らんでいる真っ最中です。永井さんの紙飛行機は、折り紙ではなく、市販のキッドを自分で組み立て、ゴムを使ってパチンコの要領で飛ばすもの。

 「市販品なら、誰がやっても同じように飛ぶと思われるかもしれませんが、実際はちょっとした作り方のコツや、飛ばし方のテクニックによって、飛行性能がずい分違ってきます。より長い時間飛ばすにはどうしたらいいか、自分なりに工夫して、それが成功した時の喜び。これがたまらないのです」と、永井さん。

 尾翼をほんの少しひねり上げたり、翼を指で軽くこするだけで、滑空時間や飛距離がみるみる変わってくるのだそうです。まさしく“たかが紙飛行機、されど紙飛行機”。「紙飛行機には大人がのめり込むだけの奥深さがあるんですね」。

 また学校関係などから頼まれて、紙飛行機の体験教室を開くこともあります。「子供が作ったあまり飛ばない飛行機を、ちょっと手直しして飛ぶようにしてあげると、子供たちの目がキラキラ。手品を見たように、私を尊敬の目で見てくれるんですよ(笑い)」。多くの人に紙飛行機の魅力を知ってもらいたいと、こうしたイベントへの協力要請も、まず断らないのだそうです。

 「毎日が充実していると、趣味だけでなく仕事の時も集中できるんですね。安全運転の源は集中力ですから、今はとてもいい状態で仕事ができていると思います」

 そう語る永井さんの表情も生き生きと輝いていました。



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