
大府インターから西へ、伊勢湾岸自動車道を走ると、ほどなく鮮やかなブルーの橋脚が。これが名港東大橋。橋脚のてっぺんから延びる幾筋もの銀色のケーブルが、目にまぶしいほど。青空が染みわたる冬だけに、なおさら際立って映ります。
名港潮見インターを降り、名古屋港ワイルドフラワーガーデン「ブルーボネット」へ。この春にオープンした5万6100平方メートル(1万7千坪)の園内には、イギリスやアメリカのモデル庭園はじめ、季節の花が咲き乱れる22のガーデンが整備されています。冬でもカラフルな花壇が楽しめるのがうれしいですね。
クリスマスローズやデイジー、水仙が咲き乱れる遊歩道をのんびり歩いて、陽だまりのベンチから名古屋港の船を眺めれば、気分も爽快。
楽しめるのは花壇ばかりではありません。港湾を臨むガラス張りの建物「サニーハウス」は温室効果で真冬でも春のようなあたたかさ。エレクトーンの演奏を聞きながら、展望ギャラリーに上がれば青、白、赤に色分けされた3つの斜張橋が、伊勢湾と青空をバックに、美しいオブジェのように目に映ります。
もう一つ、庭園入り口の「花文化館」も個性的。パソコンを使ってお好みの庭づくりがシミュレーションできますから、ガーデニング愛好者に大人気。訪れる際には、ご自宅の庭の写真をお忘れなく。

再び伊勢湾岸自動車道。湾岸弥富インターすぐ脇の愛知県弥富野鳥園に立ち寄りました。一帯は水鳥や渡り鳥の越冬地として全国に知られています。そこで野鳥の保護観察のために設けられたのが野鳥園。
広々としたヨシ原や池、樹林に面して建てられた観察館には、望遠鏡をのぞき込む愛鳥家がいっぱい。とりわけ冬はシベリアから飛来するカモ類が多く、観察には絶好のシーズンとか。そのカモをねらって、鈴鹿山地からオオタカが急襲。望遠鏡の向こうで、手に汗にぎる攻防が繰り広げられるそうです。
館内からベランダへ出たとたん、手すりに止まった大トンビと鉢合わせしてビックリ。ふれるほど近くをすり抜けても身じろぎもしない。さすが野鳥のサンクチュアリ(聖域)、鳥たちも安心して「羽を伸ばして」いるわけですね。

野鳥天国から、今度はわれわれ人間の楽しい別天地へ。湾岸長島インターすぐの「ジャズドリーム長島」は今年3月誕生の巨大アウトレットモール。最新デザインの衣類をはじめ雑貨や装飾品、インテリアなどの店舗がずらり。
それもただ並んでいるだけではありません。ジャズの町・ニューオリンズをテーマに作られただけに、目抜き通りのステージショー、木陰のオブジェ、カラフルな建物など、まるで海外旅行気分。日本初登場の店も多いので、流行を先取りしようと、若者や家族連れで大にぎわいです。
この目抜き通りで一際にぎわうダイニングレストラン「SWING COURT」で昼食を。ここは名古屋の名物料理の人気店5店の味が自由に選べるのが特徴。
いただいたのは「みそかつ定食」とギョーザ、名古屋コーチンのコロッケ。いずれも有名店だけに味は折り紙つき。何といっても多彩な店のメニューが一度に味わえるのですから、仲間と行けば楽しみが倍加すること間違いなし!
食後はお隣りにオープンした巨大温泉「湯あみの島」へ。1万6500平方メートル(5千坪)以上の敷地に造られた風呂は13種類。とにかく露天風呂がすごい。大掛かりな石組、植林、人工の川を配し、大自然を再現した中に、大小の露天風呂が点在。秘湯の気分でゆったりと疲れを癒すことができます。風呂上りには用意された浴衣を着てビールを一杯。これもジャンボタクシーならではの楽しみ。新年を前に気分一新、ぜひおすすめのドライブです。
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▲渡り鳥の観察は冬が一番(弥富野鳥園)

▲トンビもご覧の通り
ベランダで気持ち良さそう。(弥富野鳥園)

▲ニューオリンズ風の町並は歩くだけでも楽しい。(ジャズドリーム長島)

▲みそかつ、ギョーザ、コロッケ…それぞれが名店の味!(ダイニングレストランSWING COURT)
▲岩、樹木、川に囲まれ秘湯気分が満喫できる。(長島温泉「湯あみの島」)
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