この記事は2002年12月のものです。現在の内容と異なる場合がありますのでご了承ください。

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 おいしい料理と酒を楽しみながら、ちょっと贅沢な時間を過ごしたい。そんな方にお勧めしたいのが、今秋、中区栄三丁目にオープンした居酒屋「川床屋そぞろあるき」だ。
 京都の町屋を思わせるくぐり戸つきの外観。土壁、石垣、竹林…と、風情たっぷりの空間が広がる店内。意匠を凝らした四種類の客室があり、「京都貴船の川床をイメージしました」という通り、落ち着いた大人の雰囲気が一番の魅力だ。
 出される料理も、京風をベースにしながら選び抜いた食材がいろいろ。中でも好評なのが、漢方入りのエサ(漢方源)で育てられた源力鰻を丸ごと一匹使い、ふっくらと焼き上げた「源力うなぎの白焼き」(1390円)や、「銀だらの西京焼き」(680円)。
 そして誰かが食べていると、つられて食べたくなるアツアツの「石焼きまぶし」(1200円)なども人気の品。このほか奥美濃の古地鶏や、京野菜、湯葉、魚介などを使ったメニューも豊富だ。年末年始には宴会コースも登場。三千円から各コースが揃っている。
 また本紙持参の方には、飲食代10%オフの特別サービスも。この機会に京都そぞろあるきの気分はいかが。
(推薦者/西部営業基地、長瀬忠司)


■住所名古屋市中区栄三丁目12―31
■TEL052―259―7008
■営業時間17時〜2時、日・祝日は24時まで
■定休日不定休


 港区入場交差点のすぐ近くに店を構える「青松食堂」。店名はシンプルだが、店に入ってまず目につくのが、カウンターの上にデンと置かれた高麗人参酒と梅酒のビン。ここからも想像がつくように、韓国料理を中心に、漬物、から揚げ、ジャコおろしなど、日本の居酒屋メニューも揃えた、ちょっと珍しい食堂だ。
 切り盛りをするのは、義理の姉妹という韓国出身の美人女性二人。「家庭的な雰囲気を大切にしたい」と、笑顔の接客を心がける。このため店はいつもにぎやかで、お客同士が打ち解けて盛り上がることもたびたび。
 料理のほうも、やはり韓国料理をお勧めしたい。若鶏のおなかに米、なつめ、栗、銀杏などを詰め、鶏ガラや薬草でダシを取ったスープで煮込む薬膳料理「サンゲタン」(1800円)や、鶏、ジャガイモ、人参、ほうれん草が入った煮物「アンドンチム」(二人前、1100円)は、同店の自慢料理でもある。どちらも韓国の家庭で、特別な日に作る料理とか。お客の人気ナンバーワンは「ネギチジミ」(800円)。こちらも貝、エビ、イカが入った豪華版だ。
 料理の中には辛いものもあるが、辛味は客の好みに応じてアレンジにしてくれるので、気軽に注文を。
(推薦者/中川営業基地・山下清孝)


■住所名古屋市港区小碓2―239 第2神野ハイツ1階
■TEL052―382―2000
■営業時間16時〜23時
■定休日水曜休み

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