この記事は2003年12月のものです。現在の内容と異なる場合がありますのでご了承ください。

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 南区豊3丁目の交差点から北西角を見上げると、黄地に黒文字で書かれた串カツ居酒屋「くるりん亭」の看板が目に入ってきます。
 お客さまが絶え間なく入り、くるくると回転するようにと、友人が名づけてくれたというこの店名。その名の通り、近くの会社に勤める人や、地域の住人の人たちに親しまれ、飲みどころ、食事どころとして活用されています。
 ここの自慢は甘みそ。とある店の味に惚れ込んだご主人が、その店で無給で働きながら教えてもらった秘伝の味です。お勧めメニューも当然、甘みそを使った串カツ、どて、すじ、みそこんにゃくなど。このほか居酒屋の定番メニューも充実しています。
 また地元の人が気軽に行けるのは、その安さにも魅力があるから。みそカツ1本50円に始まり、メニューには100円、200円、300円といったお値打ち価格がズラリと並んでいます。
 ところで、ここのご主人はプロのトランペッターでもあります。店に姿が見えない時は、テレビや劇場のステージで演奏中かも…。歌謡曲の伴奏が主な仕事だそうで、聞かれれば芸能界での経験談もチラリ。こんなご主人のキャラクターも人気の秘密のようです。
(推薦者/北部営業基地、山内向春)


■住所名古屋市南区豊2丁目41―14 メイホウビル1階
■TEL052―692―0434
■営業時間17:00〜24:00
■定休日原則として年中無休


 名鉄瀬戸線・清水駅から北へ五分ほど。知る人ぞ知るてんぷらの名店「光村」は、東京で修業したご主人が、この地に店を構えて30年という老舗です。グレーの外観に木の引き戸が風格を漂わせ、ほんのり伝わるごま油の香りが食欲をそそります。
 本来、江戸前のてんぷらはごま油を主にした揚げ油を使いますが、「光村」は名古屋人の舌に合わせて、ごま油とサラダ油を絶妙なバランスでブレンド。てんぷらをさっぱり、パリッと仕上げています。
 なかでも「光村」に行ったら、これを食べなくてはと常連さんが口を揃えるのが、エビだけで作る“かき揚げ”。ランチタイムには、これをドンブリにしたかき揚げ丼(1100円)が大人気で、1日に250食ほども出るそうです。
 また夜に何名かで利用する機会があったら、ぜひ光村オリジナルの“かき揚げ○人前”といった大きいサイズにトライを! エビは1人10尾が基本で、5人前なら50尾。その大きさは直径25センチ、厚さ8センチという代物です。
 このほか各種てんぷらをはじめ、季節のメニューもいろいろ。今ならズワイガニのてんぷら、生ガキのてんぷらなどもお勧めです。
(推薦者/西部営業基地、服部伸一)


■住所名古屋市北区清水3丁目19―18
■TEL052―911―3512
■営業時間11:00〜13:30、17:00〜20:30
■定休日水曜休み

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