この記事は2004年12月のものです。現在の内容と異なる場合がありますのでご了承ください。

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宮崎県出身。宮崎県立高千穂職業訓練専修校電気科卒業後、名古屋へ。昭和53年、名鉄交通入社。乗務員を約15年務めた後、基地管理職を経て平成13年、課長職で配車センターに。

 この職場に配属されて丸3年。来る前は「注文電話を受けて、無線で配車すればそれで完了」と単純に考えていたのですが、大きな思い違いでした。

 例えばお忘れ物の追跡です。1日勤務していると、「タクシーの中に忘れ物をしたので探してください」というお電話が、多いときは50―60件。タクシーの車番や運転手名が分っていればことは早いのですが、手がかりがないときはすぐ無線で全車に情報を流します。

 それで見つかれば一件落着ですが、さもなければ大変。特に貴重品の場合は、お客さまから「まだか」「まだか」と数分おきにお電話がかかることもあるので、受注配車の業務は手付かず状態。何とか出てくるとホッとします。

 ちなみにお忘れ物ベスト3は携帯電話、傘、財布。キーも結構多いですよ。小さいものは座席の間に入り込んだりすると見つけにくいので、お降りのときは今一度ご確認ください。

 出身地の高千穂は、渓谷美と神話の国で有名な観光地です。コバルトブルーの清流に映える紅葉は絶景ですよ。ぜひ一度訪れてみてください。

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