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「LOHAS(ロハス)」という言葉が注目されていますね。自分に優しく、地球環境にも配慮した、持続可能なライフスタイルの総称です。
そのタクシー版ともいえるのが、当社で推進中のマネジメント「グリーン経営」。エネルギー消費や排気ガスの削減など、環境に配慮したエコ経営です。
これを柱にした当社のロハスをちょっとご紹介しましょう。 アイドリング・ストップ推進中です
当社ではドライバーに、駐停車中のアイドリング・ストップを指導していますが、さらに現在、アイドリング・ストップ車5台をテスト導入し、追跡調査中です。
アイドリング・ストップ車は、停車するとエンジンが自動停止するため、燃料消費と排気ガスを少なくすることができます。しかしまだ実績が少ないので、耐久性や操作性で未知数の部分も。追跡調査をもとに、順次増やすことを検討しています。
GPS−AVMシステムで成果
今どこにどの車両がいるか、配車センターの画面では一目瞭然。お客さまからご注文を受けたら一番近い車を呼び出し、即お迎えに…。
このGPS―AVMシステム(車両位置等自動表示システム)を、国土交通省の指導のもと、全国でもいち早く実証実験したのが、当社はじめ名古屋のタクシー会社数社。実験の経験をもとに、現在、正式導入を検討しています。
同システムの導入により、お迎え時間の短縮はもちろん、余分な走行を減らすことで、省エネと排ガス削減につながります。
排ガスのクリーンなLPガス
名タクなど日本のタクシーのほとんどは、燃料にLPガスを使っています。これはガソリン車に比べて排気ガスが極めてクリーンで、エンジンの寿命も長いという大きな特長があります。
洗車水に雨水を循環利用
タクシーが洗車に使う水は1台1回あたり約240リットル、家庭風呂にして1杯半くらい。これを当社約1000台の車が毎日使うとしたら…。
そこで当社の中川基地では、雨水を有効利用する施設を完備。貯水槽に溜めた雨水をろ過して化学的な処理を施し、洗車に使ったら再び貯水槽に循環しています。この設備によって、中川基地では洗車による水資源の消費をゼロに抑えています。
4月1日から改正省エネ法が施行され、タクシー業界では、350台以上を保有する会社(名鉄交通も)が対象となります。
その内容は、●低燃費車両の導入●デジタル式運行記録計の活用によるエコドライブの推進●高度GPS―AVMシステムの導入などによる空車走行の縮減、などです。
当社では現在、デジタル式運行記録計の導入を検討中で、これを含めて全ての課題を推進中です。
エコマネジメントが、21世紀の人と企業を幸福にするといいですね。
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