この記事は2006年6月のものです。現在の内容と異なる場合がありますのでご了承ください。

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梅雨ですね。今日も傘の手放せない一日になるのでしょうか。タクシーにお乗りのときは、お忘れにならないよう、くれぐれもご注意を。傘も、携帯電話も。

座席からスルリ
 タクシー車内のお忘れ物ベスト5は、携帯電話、傘、カギ、財布、カード。今年4月の一カ月間の統計です。このうち携帯電話と傘が半数以上を占めています。
 傘やカギは、昔から忘れ物の上位定番でした。なかでも傘は、つい5、6年前までは断然トップでした。
 その座を奪ったのが携帯電話で、4月1カ月間では87個。ちなみに5年前にはベスト2位、10年前にはベスト5にも入っていませんでした。時代ですね。
 携帯電話は、座席に何気なく置いたまま忘れたり、座席やひざ、ズボンのポケットなどから足もとに滑り落ちることが多いようです。また傘は乗降ドアの反対側に置き、雨が上がったりして忘れるケースが多いようです。
 なおユニークなお忘れ物としては、かんざし、靴、入れ歯がありました。また冬にはマフラーや手袋が、ベスト5の上位にランクします。

半数近くを返却
 名タクでは乗務員が車内でお忘れ物を見つけると、すぐ配車センターに連絡し、お客さまからの問い合わせを待ちます。逆にお客さまから先に「忘れ物をした!」と連絡があったときは、全車に無線を流し、発見と同時にご連絡しています。
 こうした努力が奏功して、半数近くが持ち主の手元に戻っていますが、残りは不明のまま。特に携帯電話や傘の返却率は低いのが特徴です。「代わりはすぐ手に入るし、まっ、いいか」ということなのでしょうか。


小さいものはお手もとに
 名タクでは、お客さまがお降りのとき、「お忘れ物はございませんか」と声をかけるようにしていますが、それでもなかなか気づかれないのが現状です。
 お忘れ物をしないためには乗降ドア、つまり体の左側に手荷物を置くこと。小さいものは座席に置かないこと。そしてお降りのときは、「忘れ物はないかな」と、座席や足もとを再度ご確認下さい。
 この心がけだけで、「しまった!」と泣くことは、かなり回避できるでしょう。




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