この記事は2008年6月のものです。現在の内容と異なる場合がありますのでご了承ください。
HOME
>
名タクマンの隠れわざ
ハイヤー営業基地
杉山 裕夫さん
※この写真は、船舶免許取得時のものです。
「見えるものはただ海ばかり。その只中で潮風を受けながら、のんびり雲を眺める気分、これは最高です」
そう語るのは名タクのベテランハイヤードライバー(営業係)、杉山裕夫さん(57歳)。
ヨットで世界各地を旅したいという、夢のようなライフスタイルをいつか実現したいと、様々なことにトライしています。
最初に挑戦したのは、“海の普通免許”ともいえる小型船舶免許2級。これを平成18年夏に取得し、続いて同年暮れに、難関の小型船舶免許1級と、“海の二種免許”である特定免許を同時に取得します。
最初はパワーボートに乗るつもりだったそうですが、ガソリン価格の高騰を目の当たりにし、「これでよいのか」と疑問を感じ始めます。そこで考えたのがエコクルーズ。燃料をほとんど使用せず、風をエネルギーとして走るヨットです。
「これなら環境に優しく、自然と共存しながら楽しむことができると思ったんです」
操縦技術は、ふつうクラブなどに所属して、仲間から教えてもらうのが一般的なようですが、杉山さんは質の高い知識と技術を早く確実にマスターしたいと、今年5月に1週間、ヨットスクールに入校。ヨット指導の第一人者である岡田剛三氏から直接、知識や技術、シーマンシップを学びました。
「これは大変に有意義な経験でした。趣味のために、これだけの休暇をくれた会社に感謝しています」
また世界の海を巡るとなれば英会話も必需品。英会話学校に通い、短期語学留学も体験し、今では日常会話はスムーズにこなします。
ハイヤー乗務という仕事柄、海外VIPのお供をすることも多く、得意の英会話は陸でも大活躍。またヨット談義で車内が盛り上がることもたびたびあり、「趣味が仕事にも生きている」と実感しているそうです。
海に憧れたことをきっかけに、次々と新しいことを学び、人生に豊かさを増している杉山さん。当面は数々のヨットレースにトライしながら、リタイア後に自分のヨットで世界中をクルーズする夢を膨らませています。
HOME
>
名タクマンの隠れわざTOP